確定拠出年金とは
■確定拠出年金とは?
確定拠出年金とは、企業年金の1つで、「確定拠出年金法」を根拠に日本では2001年(平成13年)から始まった制度です。
加入者ごとに拠出された掛金を加入者自らが運用し、その運用結果に基づいて給付額が決定される年金制度になっています。
確定拠出年金には、2つの種類があり、会社が企業の年金制度として掛け金を拠出する「企業型確定拠出年金制度」と個人が自分で掛け金を拠出して、「個人型確定拠出年金(iDeCo)」があります。
企業型確定拠出年金も個人型確定拠出年金も、税制などのメリットを受けながら、老後の積み立てをしていく事ができます。
■2つの企業年金
さらに企業年金には2つの種類があり、1つは「確定給付年金」、もう一つが「確定拠出年金」になります。
老後に受け取る給付額が決まっているのが特徴になっています。
最初に給付される額を決めて、給付額を賄える様に、毎月拠出する掛け金が変動していきます。
確定拠出年金は、逆に毎月の掛け金が確定しています。
毎月決まった額で掛け金を運用していくために、老後の給付される額は運用の実績により変動していきます。
どちらの種類もメリットどデメリットがあります。
最近では、多くの企業が確定拠出年金を選ぶ傾向にあります。
確定拠出年金は掛け金が最初に確定しているので、企業側は費用の予測がしやすいというメリットがあります。従業員側も、離職、転職の時に年金資産を持ち運びできるので、お互いにメリットがあり、選ばれています。
■企業型と個人型
確定拠出年金には、「企業型」と「個人型」の2つの種類があります。
企業型拠出年金の特徴としては、企業側が掛け金を積み立てて、従業員側が運用する制度になります。
企業側が掛け金を積み立てるので、確定拠出年金制度を設けている企業に入っていなければ加入することができません。